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朝日連峰その7

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大朝日小屋に到着後、目前の大朝日岳へ早速登頂したいところですが、朝日鉱泉から約8時間の行程で疲れ切っていたので、小屋の2階に上がるやいなや適当なところで大の字になってゴロゴロと暫くうたた寝。

が、「なんだ。この小屋、ビール置いてないの?!」とお嘆きの女性登山者も含め到着者も直に多くなってきたため、追い出されるように起き出して夕食の準備。岩がごろごろした道を危なっかしく鍋を抱え「金玉水」(きんぎょくすい)を往復し汲んできた水を沸かし、レトルトのカレーとライスをかき込むだけに済ませました。

急に傾く夕日に食休みもせず、急いで登頂。10分ほどで着いた頂上はそれほど広くありませんでしたが、360度の絶景で、日没を待ちわびる人10人あまり。

日没間近の大朝日岳

水平線・地平線上には薄雲がかかっていましたが、大朝日岳の影が東の雲上へ尖って伸び、日本海に沈もうとする太陽は、海の水に反射したものなのか、太陽の下にクマのように光線を横へ広げながら、消えかけの線香花火の火球がミカン型に形を変えながら吸い込まれていきました。

大朝日岳からの日没

空に高く浮かびつつあった月も、赤く染まった雲間にかかり、空一面が幻想的でした。

大朝日岳からの月

暫くの間、夕焼けに見とれていましたが、ヘッドランプを忘れたことに気付き、そそくさと山頂を後にしました。

大朝日岳の夕焼け