五月晴れの男体山登山(詳報)

あまりに幸運な絶景を紹介したくて遅ればせながらの日光男体山登山記です。

5月のある晴れた日の朝7時すぎ。二荒山神社中宮の社務所で登拝(入山)料500円を納め、お守りを授かり出発。登拝門をくぐると、急坂続き。なだらかなところは、3合目・4合目間の舗装された林道と重複する区間だけと言って良いでしょう。後は急斜面の岩場をずんずん登っていきます。

確かに、急坂をただ登って下るだけなら単なる修行に過ぎないでしょう。それを埋めて余りある絶景を望めるから登れる山です。もし天候が恵まれなければ、うんざり悲惨な印象しか残らないかもしれません(^_^;)。富士山に似ています。

コースタイムは

神社中宮7:27~1合目7:33~3合目7:56~4合目8:17~5合目8:36~7合目9:19~8合目9:40~山頂奥宮10:39

昼食後1時間以上も山頂周辺を徘徊して景色を堪能し正午ごろ下山開始。神社中宮には14:40ごろ到着しました。

で、言葉より写真に語ってもらった方がいいかもしれません(筆無精なだけかも(^_^;)画像をクリックすると拡大します。

登拝口…写っている2人は登山者ではありません(^_^;)

1合目…ここからが急登続きです

ササの急坂…急斜面です。僅かに見える中禅寺湖に慰めてもらう

3合目…ここから4合目までは舗装された林道を歩きます

林道から中禅寺湖…やっと見通しよく青々と見える湖面

4合目…林道が終わり、ここからまた急坂続き

梢に猛禽…何という鳥でしょうか(^_^;)

5合目…しばらくササ続き

中腹から富士山…まったく予期していなかったので驚きました

中腹から北岳…帰ってから調べると、右奥の雪をかぶった山は富士山に次ぐ高峰の北岳でした。「もうけ」といった気分(^◇^;)

中腹から筑波山…春霞越しながらも地元の山も見えました

7合目から…岩場の急な傾斜に休憩舎(駄洒落ですA^_^;)

岩につらら…凍ってます。夜は冷えるのでしょう

岩に建つ社務所兼避難小屋….。ooO(゚ペ/)/ひゃ

9合目…中途半端な残雪で少し歩きづらい

山頂手前から…はっきり見えないのが残念ですが、右奥の山から噴煙が左横へと流れ、左側の富士山までたなびいています。現在、日本百名山の中で唯一登頂することのできない山・浅間山からの噴煙です。火山らしく真っ赤な土も印象的です

1等三角点…「大切にしてくださいよ」と国土地理院が訴えています

山頂パノラマ1…合成写真です。右から高原山、飯豊連峰、会津駒ケ岳(白く平坦な山容)、燧ケ岳、日光白根山、神社奥宮社務所などが見えます

山頂パノラマ2

太郎山神社から…中央部分が高山植物の宝庫「戦場ケ原」

菖蒲ヶ浜と遊覧船…こんな風景を見ているとのんびりします

下山6合目…おっと、何の鳥?

林道沿いの桜…湖の青と松の緑と薄紅色が綺麗です

鹿除けカバーを付けた木々…増え過ぎた鹿に皮をかじられ枯れてしまわないようにと合成樹脂の網がかぶせてありました。痛々しい

境内のシラネアオイ…現在、絶滅危機にある種ですが、境内に移植して育てています。満開でした

シャクナゲがお出迎え…登拝門手前にて、斜めに差し込む光で輝くように咲いていました

D200&18-200mm

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五月晴れの男体山登山(詳報)” に対して4件のコメントがあります。

  1. こまかいことを言えば、
    「五月晴れ」は、旧暦の梅雨時期の晴れ間のことなんですが・・・。

  2. 定食猫 より:

    ほんだの仲間よりさん、書き込みありがとうございます。
    ご指摘の点は重々承知していましたが、一部の国語辞典(「大辞泉」「大辞林」「岩波」など)では「太陽暦5月の晴天」との意味がもはや筆頭にあげられ、2番目の意味として「梅雨の時期の晴れ間」として掲載されています。注釈には「2番目の誤用が定着」と良心的な辞典もありましたが、「さつき」という爽やかさのある発音が好きなので
    使っちゃいました(;^_^A アセアセ…

  3. じもらー より:

    パノラマの写真、良いですね~
    ぼくも、こんど挑戦してみようと思いました。
    難しくないですか?
    山では花に出会い、猛禽類にも出会いですね。
    鳥の鳴き声で鳥の名前が分かったらいいなと
    CD注文してしまいましたよ。
    早速会社の行き帰りに聴いています。
    夏山では、いくつの名前が分かるか楽しみです(^^)

  4. 定食猫 より:

    じもらーさん、今晩は
    パノラマ写真は、Adobe Photoshop ElementsののPhotomerge Panorama機能を使って合成しています。重複した撮影部分をうまく連結してくれて便利ですよ
    グループ登山も楽しいですが、単独行も一人静かに花や鳥を心ゆくまで楽しめるのでやめられません(^^ゞ

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