久慈川から日立港へ
涸沼、大洗&那珂川サイクリングの次は3日後、少し北に上って久慈川&日立港へ。強風の中、5時間余をかけ約67キロの行程を走りました。
最初の久慈川では菜の花がお出迎え。久慈川は茨城の最高峰・八溝山を源流域とする一級河川で、中流域は鮎の釣り場として有名です。
当初はここまでで引き返そうと考えていたのですが、「久慈川サイクリング道」との表示に計画を変更し、下流へ。追い風もあり、あっという間に河口の日立港に到着。河口の向こうには、国内の商用原発の先駆け「東海原発」も見えます。
太平洋へ突き出す防波堤をずんずん進むと、青空に映える真っ白い南防波堤灯台。この向かいの東防波堤では02年12月、北朝鮮の貨物船チルソン号が座礁し油が流失し大騒ぎ。その面影は今はもうありません。
灯台下には、大小のヒトデの遺骸が折り重なって干からびていました。
日立港は、日立製作所の重機輸出など専ら貨物のための港です。最近高騰しているという鉄くず類の山もかいま見えました。
防波堤上に砕け飛んだ消波ブロック(商品名「テトラポット」)の破片。「消波」などと名付けた塊を海中に並べる人間のこざかしさを笑うような波の力のもの凄さに驚きです。