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山登り Archive

房総の山、低山となめたら迷い道

先日、千葉県南部の高宕山に登りました。初めての房総の山ながら、標高330メートルの低山となめたため、しっぺ返しを喰らってしまいました。

ガイド本「千葉県の山」とGPS受信機は持っていたものの、いつものように地理院地図の携行やGPS地図へのルート設定をせず、ましてや出発してしばらく頻繁な位置確認を怠ってしまいました。さらには現場の案内標識がとても分かりづらかったことが相まって、想定したルートをいきなり外れてしまい、遠回りを強いられました。今回初めて同行する後輩がいながらの不始末で、地図不携帯を大いに反省しました。GPSは地図が表示できるタイプなのですが、狭い画面と遅いスクロールのため、現在地をなかなか同定できずうんざり。やはり、一覧性にすぐれた地図は登山に欠かせません。

とはいえ、天候に恵まれ、高宕山頂からは房総山系のパノラマが堪能できただけでなく、アップダウンが多く、鎖場やはしごを備えたスリリングな個所もあり、とても歩き甲斐のある低山でした。

高宕山頂、右下は雨乞いの鉄釜?

初級向き木曽駒で試練の雷

先日、初めての木曽駒ケ岳を山小屋に泊まりなが登ってきました。

初日は天候不良で初級者よろしく、安直にロープウエーを利用したのですが、山道に待っていたのは前線通過による冷たく激しい風雨と雷。とても初級者向きではありません(゚_゚;)木曽駒手前の中岳直下では、眼前に稲妻が走り、ツエルトを被りながら「桑原、桑原」と30分ほど唱えていました(^_^;)

雷は収まったものの、顔に痛みを感じるほどの横殴りの雨。まったくの視界不良で紙地図はほとんど役立たず、予定ルートを外れる道迷いもありましたが、携帯GPSを頼りに、ほうほう&全身ずぶ濡れの体で頂上木曽小屋になんとかたどり着きました。なので初日の風景撮影は一枚もありません。

小屋では、優しそうな管理人さんが花林糖とお茶で出迎え。宿泊者は若者ばかり10人ほどで、中高年は私と同行者の計2人のみ!気難しそうなもう1人の管理人は、若者だと侮っているのか、「2階の布団には強力な消毒剤を入れたばかり。触ると医者の世話になるぞ」と脅かす。冷たいすきま風がこたえる夜だったので、「空いている布団の毛布を使ってもいいよ」と勧めれば良いものを…。

翌朝は御来光を拝もうと5時に起きたのですが、濃い霧に包まれたまま。霧が晴れるまで小屋でゆっくりしたいのですが、気難しい管理人が宿泊者を追い立てるように掃除を始めたため、宿泊者は皆、6時半ごろまでには渋々出発しなければなりませんでした。

濃霧の中、木曽駒頂上を目指す同行者

濃霧の中、木曽駒山頂へ

途中、前夜の風雨に耐えた駒草(コマクサ)に出合えたのが救いでした。

頂上木曽小屋そばで出合った駒草

山頂には数分で到着。駒ケ岳神社の陰でコーヒーを飲みながら辛抱強く待つうちに、山頂周辺を覆っていたガスも徐々に薄れていきます。

一瞬の雲間に現れた太陽

まずは西側の御嶽山が姿を現してきました。

うっすら御嶽山にカメラの放列

東側に目を向けると、南アルプスの山並み、そして富士山。これまで耐え忍んだ甲斐があった(T^T)

木曽駒からの富士山

間近な宝剣岳には人の影

宝剣岳

2時間あまりにわたり木曽駒山頂の眺望を堪能して下山。さすが初級者向けだけあって凄い人出です

中岳から見た木曽駒

八丁坂では、斜面にカモシカを見つけました

八丁坂で出合ったカモシカ

八丁坂から見た南アルプスの山並みと千畳敷

南アルプスの山並みと千畳敷

振り返れば人の列

人の列なす八丁坂

千畳敷駅には10時半ごろ到着し、ロープウエーとバスを乗り継ぎ菅の台バスセンターへ。途中、しらび平駅には、ロープウエーを待つ人の恐ろしく長い行列ができていて木曽駒の日帰り観光地化を目の当たりにしました。途中見かけた山小屋の寂れ具合にも合点が行きました。

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風雨と雷鳴突き速攻下山(北岳その5)

北岳に登ってから1カ月以上が既に経過してますが、このエントリーが最後です。多分(^_^;)

午前5時より少し前、標高2900メートルの山荘を激しくたたく雨の音で目覚めました。窓際に陣取っていた布団からむっくり起き上がると窓の外は真っ白でした。出発前聞いた予報と裏腹な荒天に、寝ぼけた頭も真っ白です。朝食ものどをよく通りません。食堂の衛星テレビは列島各地で雷の恐れがあるといっています。大雪山系の遭難事故も大きく報道していましたが、強まる風雨と来るべき雷を突いてどう下山すればいいのか、自分のことで頭がいっぱいでした。

部屋に戻ると、雷鳴もとどろいてきました。当初は、今日中に下山するにはどうしようと悩んでいましたが、山荘にもう一泊してもいいかなと思えるようになってきたので、もう一寝入りすることにしました。

再び目が覚めると、雷雨は一時収まったようです。同室者はみな、出発準備を始めていました。私もそそくさとレインウエアを着込み、デジタル一眼レフカメラをビニール袋に入れ、ザックカバーを掛け、「お先に」と真っ先に部屋を出て午前7時45分ごろ出発。当初は、往路とは異なる左俣コースを短時間で下る予定だったのですが、残雪が凍って滑落の危険があると山荘の管理人さんらから言われ、往路をたどって、標高3193メートルの北岳山頂を再び通る長時間コースに泣く泣く変更せざるを得ませんでした。

出発して間もなく、肝心のキタダケソウを見ていないことに気付き、少し脇道に逸れた途端、風雨が強まり雷鳴が響いてきました。前日出合った雷鳥のひなのように這松の間へと避難しへたり込みました。雷鳴を聞きながら山荘に戻ろうかとしばらく迷っていると、後続の登山者が次々と通過していく姿が見えました。落ち着いて耳を澄ませば雷も激しいものでなく遠雷のようで、立ち上がりました。

再登頂の感慨にふけることなく北岳山頂をあっというまに通過し下りへ。時折強まる雨に打たれ、靴が浸水しながらも、肩ノ小屋、そして小太郎尾根分岐を過ぎ、取りあえず安全な樹林帯まで逃れることができました。強烈な下りの草すべりコースをたどり白根御池小屋で小休止。頂上周辺は大荒れだというのに、登ってくる多くの登山者とすれ違いました。憧れの銀竜草(ギンリョウソウ)が斜面にこっそり咲いているのを見つけ、疲れ切った気持ちを和らげてくれました。標高が下がるにつれ雨も小やみになってきました。

北岳からの下山途中、斜面で見かけた銀竜草

岩を抱く木の根

午後1時すぎ、広河原山荘に無事帰り着き、その1時間後、乗合タクシーで広河原を後にしました。車中から北岳の姿は見えませんでした。芦倉の駐車場で北岳山荘で作ってもらった弁当を食べ、温泉にも寄らず帰路に就きました。

雲に覆われる広河原キャンプ場

これまでの単独行はすべて日帰りで、山小屋泊まりやテント泊による登山は同僚らとのグループに限っていましたが、今回初めての山小屋泊まりの単独行となりました。北岳に登頂できた達成感はもちろんあるのですが、それよりも、「連日好天」との少し古い予報を信用しすぎて刻々と変わる予報のチェックを怠り、急転した山の天候におろおろしてしまったことへの反省の念が強い北岳登山でした。それから夏山は着替えを忘れずに\(__ )

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高山病か寝不足か頭が痛い(北岳その4)

ハイマツに逃げ込む?雷鳥のひな

北岳山荘への途中、絶滅説が一時あった雷鳥(ライチョウ)の親子に出合いました。人の出現に慌てて走り去ることはなく、岩場の陰や這松(ハイマツ)の中へと親子ばらばらに散るようにしてゆっくり遠のいていきます。危険を分散し一網打尽を回避する退避行動ということでしょうか。それにしても、あまりにのんびりした逃げように一瞬、疲れと時を忘れさせてくれました(^_^;)

間ノ岳(左)と赤い屋根の北岳山荘

午後2時半ごろ、山荘に着き、早速チェックイン。山荘内に鎮座する缶ビール自販機で何はともあれ1缶購入し、2階の「農鳥岳」という部屋へ。へたれ気味で「ぷはーっ」と一気に飲み干せず、高山病なのか頭も少し痛み、着替えを用意していなかったので全身べとべと。同室者も次々とやってきて、気持ち良く寝入る機会を逸してしまいました(×_×)

北岳山荘川から見た北岳

食欲だけは別なのか、夕食のおかずは残らず食べ尽くし、ご飯もお代わり。それでもぐったり感は消えず、食後すぐに就寝。体温をうまく制御できないのか暑かったり寒かったりで夜半によく目覚めました。目覚めた際、外界がどうなっているか思いが及ばず、出発前にネットで確認した「2日間とも晴れ」との予報をのんきに信じているのでした。

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お地蔵さんと静かな山頂(北岳その3)

小太郎尾根から北岳山頂へ向かう尾根歩きの眺めは、9年前の夏歩いた北アルプス表銀座ルート以来の絶景です、富士山、間近に見える甲斐駒ケ岳や仙丈ヶ岳や鳳凰三山、遠くに連なる中央アルプス(木曽山脈)や北アルプス(飛騨山脈)や八ケ岳。イワヒバリ(岩雲雀)?や花々も撮りながら1時間ほど歩きました。

正午すぎ、青く塗られた肩ノ小屋に到着。小屋の人たちはヘリ荷揚げへの対応で忙しそうに立ち回っていた。小屋近くでぼんやりと様子を眺めていたら、「お客さん、小石が飛んでくるぞ。あっちへ行って」と追い立てられた。当然の忠告なのですが、疲れからか少々むすっと来てしまった。とても寝不足だったため、本日は肩ノ小屋で打ち止めにし、登頂は明日にと考えていたが、急きょ方針を変更。昼食のおにぎりを急いで頬張り、力を振り絞って北岳山頂、その先の北岳山荘へと向かうことにした。この変更が今回の山行きを左右するキーポイントになるとはこの時思いも寄りませんでした。

午後1時過ぎ、北岳に登頂。登り始めてから7時間。私のほかに1人の若者と、手を合わせているお地蔵さんがいるだけで、とても静かな山頂でした。360度の全景を綴る筆力はとてもありません。

遠くに街が見えたので携帯電話が通じるだろうと思い、北岳山荘に予約の電話を掛けたのですが、まったく通じません。予約なしとなると、急がなくてはとの思いが募り、そそくさと下山し始めます。赤い屋根の北岳山荘までは300㍍弱の落差があり、急勾配でした。

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定食猫のつぶやき
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